Enjoy Simple English 2023/3/3 Shoscombe Old Place ~Part One~ ショスコム荘 ~第1部~


Enjoy Simple English 2022/9/2 Shoscombe Old Place ~Part One~ ショスコム荘 ~第1部~
The Amazing Sherlock Homes ホームズとワトソンの世界を
-Before You Start
basement
maid
skull
fireplace
servant


Shoscombe ショスコム(イギリス南西部の村)
boss 雇い主
act strangely 様子がおかしい、 挙動不審である
Hmm. ふうん。
close 親しい、 親密な
drink a lot 酒をたくさん飲む
basement 地階、地下室
maid メイド
gave ~ away (ただ)~を与えた
skull 頭蓋骨、どくろ
fireplace 炉、暖炉
left burning overnight 夜通し火がついたままで

ホームズは手紙を読みながら、突然に言った。
「ワトソン、君は、サー・ロバート・ノルベルトンについて耳にしたことがあるかい?」
「ああ。 彼は多くの競走馬を所有し、 ショスコム・オールド・プレースでそれらを調教している。私は彼が金銭問題を抱えていると聞いた。」
「なるほど。ショスコム・オールド・プレースについては、何を知っている?」
「サー・ロバート・ノルベルトンはそこで彼の姉、ビアトリス夫人と暮らしている。ショスコム・オールド・プレースは亡くなった彼女の夫のものだ。よって、ビアトリス夫人が亡くなった際には、その地所は彼女の亡くなった夫の家の者たちに返還されるだろう。 君はどうしてそんなことを尋ねるんだい?」
その時、扉が開き、 背の高い男が中へ入ってきた。 ホームズは言った。
「貴殿が、サー・ロバートの馬の調教師、 メイソンさんですね。 私はあなたの手紙を読みました。あなたの置かれている状況をお話し願えますか?」
メイソンは言った。
「私の雇用主、 サー・ロバートと彼の姉ビアトリス夫人が奇妙な行動をし続けているんです。」
「ふむ。もう少しお話しください。」
「はい、二人はいつも親密でした。 夫人は心臓が悪く、サー・ロバートは普通、 毎晩彼女の部屋に訪れていました。 しかし、 今はそうではありません。」
「二人には喧嘩をしていると考えますか?」
「ええ。サー・ロバートは飲み宿の主人に、 ビアトリス夫人の飼っている犬を与えさえしました。
夫人は彼女の犬を大変に可愛がっていました。 また、夫人は彼女の馬たちを愛していましたが、今週は馬たちを一度も見に行くことはありませんでした。そして、夫人は酒を大量に飲んでいます。
ああ、もう一つあります。 サー・ロバートは近くの教会の地下に毎夜、 降りています。」
「これはどんどん面白くなってきた!。 お続けください。」
「ある夜、 私はサー・ロバートの後を教会までつけて行きました。 彼は男と話していましたが、私にはその男の顔が見えませんでした。」
ホームズはしばらくの間静かに座り込んでいた。その時、彼は言った。
「ビアトリス夫人と親密な者は誰かいますか?」
「彼女のメイドの、 キャリー・エバンズが彼女の身の回りのもの全てを世話しています。 うーん、エバンズはまた、サー・ロバートとも親密です。」
「ああ、そのことは彼ら二人の喧嘩の原因になりうる。ビアトリス夫人はエバンズを追い出したい。 しかしサー・ロバートはこれに同意しないだろう。 夫人は不機嫌になり、酒を大量に飲み始めた。サー・ロバートもまた怒り、ビアトリス夫人の飼い犬を彼女から離した。 しかし、 なぜサー・ロバートは毎夜、 教会に行くのだろうか?」
「ええ、昨晩サー・ロバートは出かけていたので、私はその教会に向かいました。 そして私は恐ろしいものを見たのです。」
「それは何です?」
「それは古い、 人間の頭蓋骨と幾らかの骨でした。後日、ショスコム・オールド・プレースにある炉で、これを私は見つけました。」
私はそれを見て言った。
「それは人間の骨だ。」
ホームズは尋ねた。
「その炉にはいつ火が起こされるのですか?」
「毎晩です。 召使いがそれをします。そうして、炉は一晩中燃えたままになります。」
「では、その炉には皆が行けるわけだ。 貴殿はサー・ロバートは留守だったと言いました。 では、彼はその骨を炉で焼くことはなかったということだ。」
ホームズはゆっくりと彼のパイプをふかした。
そうして、 彼は言った。
「ビアトリス夫人の犬に会いに行こうか。」

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