Enjoy Simple English 24/9/11(水) Makeup Brushes 化粧筆


ブログ記事の抜粋
Enjoy Simple English 24/9/11(水) Makeup Brushes 化粧筆
Japan’s Top Inventions-世界に誇るメイド・イン・ジャパン

quality
質、品質
find out –
〜を知る、見つけ出す
portable
持ち運びできる、携帯用の
kit
道具一式、セット
tip
先端、 先っぽ
razor
かみそり
triangular
三角形の
mold
(細工物を作る) 型
fiber
繊維、糸
smooth
なめらかな
smoothly
なめらかに、すらすらと
Canadian
カナダの
cosmetics
化粧品
large order
大口の注文
thrilled
ぞくぞくして、わくわくして
deadline
締め切り
luckily
幸運にも
skilled
熟練した、 上手な
divide
〜を分ける・分割する
experienced
経験豊かな、ベテランの
the entire team
チーム全員
including –
〜を含めて
past midnight
深夜過ぎ
somehow
なんとかして、どうにかして
manage to
どうにか〜する
in time
間に合うように、遅れずに
beloved
愛されている、 人気のある


広島県熊野市は昔から伝統的な筆で有名です。今日では、高品質の化粧筆でも有名です。これらの世界的に有名な道具がどのようにして最初に作られたのかを見てみましょう。
1960年代、日本では小さな筆が入った携帯用化粧キットを持ち歩く人が増えました。高本一夫は熊野にある実家の筆工場で働いていました。彼は、筆の先端がカミソリで切られていたため、これらの筆の品質に満足していませんでした。伝統的な熊野筆では、先端は切られていません。高本さんは、「熊野の伝統技法を使えば、世界一の化粧筆が作れる!」と考えました。
そして、1974年に自分の会社を設立しました。
まず、高本さんは顔の部位ごとに異なるタイプのブラシを作ることにしました。丸い毛先や三角形の毛先が便利だと考えました。しかし、毛先を切らずにこれらの形状を作るにはどうしたらよいでしょうか?伝統的な書道筆は型のような道具を使っていました。同じようなものを使えばよいのではと考えました。木片で、内側が丸い型を作りました。そこに筆の繊維を入れました。引き抜くと、繊維は滑らかで丸い形になっていました。うまくいきました!
これで、高本さんはさまざまな形の毛先を作ることができました。1981年、新しい化粧筆のデザインが完成しました。これらのブラシを使えば、アイシャドウなどのメイクをスムーズに塗ることができます。
高本さんは何度も東京にブラシを売りに行きましたが、そのたびに「とてもいいけど、値段が高すぎる」と言われました。
そんなある日、ニューヨークで成功している日本人メイクアップアーティストに関する雑誌記事を目にした高本氏は、「このメイクアップアーティストが私のブラシを使えば、もっと売れるかもしれない」と考えました。高本氏はすぐにニューヨークに飛びました。メイクアップアーティストは「これはすごい!」と言いました。そして、高本氏をカナダの化粧品会社に紹介しました。その会社の社長は「素晴らしい製品です。 「大量注文したら本当に作れるの?」
もちろん高本さんは「はい」と答えました。2か月後、カナダの会社からファックスが届きました。8万本の注文でした。高本さんは大喜びしました。そして締め切りを見て顔が真っ青になりました。たった2か月しかありません!幸い、高本さんには計画がありました。通常、ブラシは熟練の職人が1本ずつ作ります。
短時間で大量に作るために、工程を80のステップに分けました。簡単な作業は新人が担当し、難しい作業は熟練の職人が担当します。
高本さんを含め、チーム全員が毎日深夜まで働きました。なんとか8万本のブラシを間に合うように作りました。
すぐに、高本さんのブラシは世界中の化粧品会社やメイクアップアーティストに広まりました。今では誰もが愛用している熊野筆を楽しめるようになりました。

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