ニュースで学ぶ現代英語 24/9/4(水)ノルドストリーム爆発 ウクライナ人に逮捕状
ニュースで学ぶ現代英語 24/9/4(水)ノルドストリーム爆発 ウクライナ人に逮捕状
MC:トラウデン直美 解説:大門小百合
Hi there, this is Tom Kain. Ready to get going on today’s lesson?
報道によると、ノルドストリームの爆発攻撃をめぐって、 ウクライナ人が手配される。
Reports: Ukrainian sought over Nord Stream attack
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prosecutor「検察官」この文のようにprosecutorsと複数形の場合、「検察」という組織を表すこともあります。
ちなみに、日本のニュースでよく耳にする「東京地方検察庁(東京地検)」の英語名は、Tokyo District Public Prosecutors Office
spend X years …ing「~をするのにX年かける、X年かけて~する」
sabotage 「破壊行為、破壊活動、妨害行為」で、フランス語由来の単語
もともとは、労働者が工場などの施設を破壊したり意識的に仕事の能率を落としたりして企業側に損害を与えることなどを意味し、日本語の「サボる」のもとになった言葉でもあります。(Originally, the word “saboru” meant workers destroying factory facilities or consciously reducing work efficiency to the detriment of the company, and is the source of the Japanese word “saboru.)
an act of underwater sabotage は、具体的には2022年に起きたロシアとドイツを結ぶ海底の天然ガスパイプライン。
欧米メディアはこれまでに、ウクライナの特殊部隊が関与して、ロシアの資金源を断つために行った可能性などを報じてきました。
(Western media have reported in the past that Ukrainian special forces may have been involved to cut off Russian funding sources, among other things.)
figure out 「(物事や人の行動などを)理解する、(問題などを)解決する、答えを出す」などの意味、何を解決するかというと、who blew up the Nord Stream gas pipelines「誰がパイプラインを爆破したか」という問い。
blew up はblow upの過去形ここでのblow up 「爆破する、爆発する」
arrest warrant 「逮捕状」
a warrant for the arrest of …という言い方もできます。関連表現には、search warrant「捜索令状」やdeath warrant「死刑執行令状」などもあります。
issue an arrest warrant 「逮捕状を発行する」
national 「国民」という意味
ノルドストリームは、ロシアからバルト海を経由して、ドイツなどヨーロッパに天然ガスを送るために建設されましたが、2022年9月にデンマークの沖合で起きた爆発で、4本あるパイプラインのうち3本が破壊されました。(Nord Stream was built to send natural gas from Russia to Germany and other European countries via the Baltic Sea, but an explosion off the coast of Denmark in September 2022 destroyed three of the four pipelines.)
carry 「運ぶ」
natural gas 「天然ガス」
the attack「その攻撃」は、ノルドストリームの爆破を指しています。
be thought to be -,「~であると考えられている」
名詞としての attempt 「試み、企て」「試みる、企てる」という動詞の用法もあります。
cut off 「(供給などを)止める、中断する」
Kremlin「クレムリン」はロシアの首都モスクワにある宮殿の名前ですが、現在はロシア政府の諸機関が置かれていることから、「ロシア大統領府、ロシア政府」
source of revenue 「収入源、財源」
be responsible 「(人などが行為について)責任がある」や「原因がある」センテンス10に出てくるように、be responsible for …「~に責任がある、~の責任を負う」という形でもよく使われます。
Ukrainian forces were responsible の後ろに for the attack が省略されている形
suspect 「容疑者、被疑者」名詞の場合、第1音節を強く発音します。
the reported suspect 「(報道などで)伝えられた容疑者」
diving 「ダイビング、潜水」、instructor 「(スポーツなどの)インストラクター、講師、指導者」
be believed to -「~と考えられている、信じられている」
neighboring 「近所の、近隣の、隣接した(する)」で、ここではウクライナから見て「隣国」のポーランドを形容して使われています。
the country「その国」はポーランドを指しています。
ドイツの公共放送ARDなど複数のメディアによりますと、逮捕状が出された男はウクライナのダイビングスクールでインストラクターとして働いていた経歴があり、その後、隣国のポーランドで暮らしていたとみられるものの、最近行方をくらましたということ(According to several media outlets, including the German public broadcaster ARD, the man for whom an arrest warrant was issued had worked as an instructor at a diving school in Ukraine, and is believed to have lived in neighboring Poland after that, but recently disappeared.)
authorities 通例は複数形で「当局、政府、省庁、官庁」
reportedly 「伝えられるところによると、報じられているところによると」で、続く内容が伝聞情報であることを示したり、事実と断定して報道することを避けたりするために使われる言葉、 it is reported that …とするより簡潔に表現できるという利点もあります。
identify 「(身元などを)特定する、確認する」という意味、 identify A as a suspect と言えば「Aを容疑者として特定する」となります。
identify 「(物事を)明らかにする、突き止める」
pair 「1組、1対、ペア」のほか、ここでのように「2人(組)、2人連れ」
the pair「その2人」は、前のセンテンスの two other suspectsを指しています。
attach 「取り付ける」という意味ここでは文脈から、爆発物を「しかける」といったニュアンス
検察当局は、逮捕状が出た男に加えて、ほかにも2人のウクライナ人が海に潜ってパイプラインに爆発物をしかけた可能性があるとみているということ
(Prosecutors believe that in addition to the man for whom an arrest warrant has been issued, two other Ukrainians may have dived into the water and detonated explosives in the pipeline.)