堀潤激論サミット-「カタカナ語」-4 リスクヘッジ、コンプライアンス、リソース、シナジー、ファクトベース、ステークホルダー、トップダウン、スキーム、インバウンド、


リスクヘッジ、コンプライアンス、リソース、シナジー、ファクトベース、ステークホルダー、トップダウン、スキーム、インバウンド、

リスクヘッジとは、危険なことが発生する確率や内容を予測し、それを回避または損害を最小限にとどめる対策を立て、備えておくことを意味します。 簡単にいえば、未来の危険に対する事前の備えや対策です。 リスクヘッジは元々金融用語で、資産運用で投資先を複数設定して危険を分散することなどを指す言葉でした
英語では、edge one’s risk リスクの分散[ヘッジ]を図る◆分散投資など。

コンプライアンス(compliance)とは、「法令遵守」のことをさし、企業や個人が法令や社会的ルールを守ることを意味しています。 コンプライアンスに求めらるのは「法令を守れば良い」というわけではなく、企業倫理や社会規範などに従い、公正・公平に業務を行うという意味も。
〔要求・命令・規則・法令・仕様・規格などに対する〕順守、コンプライアンス、動詞は conply

リソースとは、資源や財源といった意味を持つ言葉です。 リソースは、元々「資源」や「物資」、「方策」などの意味を持つ「resource」という英語から来ている単語です。 ビジネスシーンにおいては、リソースは企業の保有している人材や資金、時間といった経営資源のことを指して用いられています
natural resources 天然資源

シナジーは、「synergy」(英語)のことで、人、物、事柄などが複数存在し、それらがお互いに作用し合うことで、機能や効果を高めることを指します。 相乗効果、共同作用といった意味で使われることがあり、一般的には共同、協力して行うことで1+1が2以上の効果を生むような場合に使われます。
[[US] sínərdʒi | [UK] sínədʒi] シナジー、相乗効果[作用]

ファクトベース
“ファクトベースとは、ロジカルシンキング(論理思考)の基本的な考え方で、事実(ファクト)に基づく(ベース)ことを意味する。” 「ファクトベース」という言葉を分解すると、「ファクト(fact:事実)」「ベース(base:~に根拠を置く)」となります。 分かりやすく言い換えるなら「事実に基づいた」思考法ということです。
fact-based 形容詞adjective 事実を基礎とした

ステークホルダーは、株主・経営者・従業員・顧客・取引先のほか、金融機関、行政機関、各種団体など、企業のあらゆる利害関係者を指す言葉です。 利益でも損失でも、何らかの影響を企業に及ぼす存在であればステークホルダーであり、必ずしもその利害は一致しないということを覚えておきましょう。

stakeholder 出資者,利害関係者
stake 企業への〕出資金 + holder 入れ物、ホルダー、所有者

トップダウン
トップダウンとは トップダウンとは、日本語でいえば「上意下達」という意味です。 企業の上層部が意思決定をくだし、それに基づいて下部組織が動くという意思決定スタイルを指します。 上層部が決定したことが、そのまま組織に伝えられるので意思決定から行動までのスピードが早いという特徴が挙げられます

top-down
〔組織の意思決定などが〕トップダウンの、上意下達の
反対は、 ボトムアップ bottom-up

「スキーム」の語源は英語の「scheme」であり、「計画」「案」「図式」「枠組み」といった意味があります。 一方で、ビジネス用語の「スキーム」は、「ある目標の達成に向けた具体的な方法や枠組み」を指します。

※キームと「フレームワーク」が異なる点とは、スキームが「枠組みのある計画」「体系的に実行するための計画」など継続的なニュアンスを含むことに対し、「フレームワーク」は単なる枠組みであって「計画」といった意味を含まないことです。

インバウンドとは、「外から中へ」(in)「入ってくる、到着する」(bound)という意味の英語で、一般的には「訪日外国人」と訳すことができ、「インバウンド〇〇」のように業界によって様々な使われかたをします。 旅行者を始め、ビジネスや留学で訪れる人々も、広い意味で「インバウンド」と言えます。
反対は、日本から海外に旅行することや日本人海外旅行客を表します。
[ínbàund], [áutbàund]

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