ニュースで学ぶ現代英語 23/9/12(火) 脱石油由来のペットボトル 商用化へ


ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 23/9/12(火) 脱石油由来のペットボトル 商用化へ
日本の企業が石油由来の原料不使用のペットボトルの生産を計画
bio-based 生物由来の、バイオマス資源由来の, plastic bottles ペットボトル
Japanese firms plan to produce bio-based plastic bottles
2023年8月28日のニュース

石油元売り大手のENEOSは、サントリーホールディングスや三菱商事と連携して、石油由来の原料を一切使わないペットボトルを本格的に生産することになりました。
(ENEOS, a major oil distributor, has teamed up with Suntory Holdings and Mitsubishi Corporation to begin full-scale production of plastic bottles that do not use any petroleum-derived materials.)

work on -, 「~に取り組む、~に取りかかる」、develop「開発する」
plastic bottle 文字どおりには「プラスチックボトル」ですが、このニュースでは「ペットボトル」

ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタラート(略称PET)という樹脂でできていることから、日本語ではペットボトルと呼びますが、英語では通常plastic bottleを使います。
(Because it is made of a resin called polyethylene terephthalate or polyethylene terephthalate (abbreviated as PET), it is called a plastic bottle in Japanese, but in English it is usually called plastic bottle.)

(be) made from …は「~から作られた、~からできた」という表現です。fromを使う場合は原材料が外見的に分からなくなっている状態です。反対に、原材料が見て分かる場合には(be) made of …を使います。例えば、「100パーセント絹で作られたハンカチ」なら素材となる絹は見て分かる状態なので、handkerchief made of pure silkのように表せます。
petroleum「石油」、petro-で始まる単語には「石油の、石油に関連した」という意味が加わります。例えば、petrochemical industry「石油化学産業」
-basedは「~を基にした、~ベースの」という複合語を作ります。
petroleum-based 石油由来の 
petroleum-based material「石油を基にした原料」です。
commercialization「商業化、商品化」、動詞形は commercialize「商業化する、商品化する」
commercializeとその名詞形 commercialization「売り物にする(こと)、金もうけの手段とする(こと)」という意味合いもあるため、文脈には注意が必要。
produced from – = made from -,「~から作られた、製造された」
bio-based「生物由来の、バイオ由来の」で、このペットボトルが生物資源のみで作られていること
substance(s) 「物質」、material(s) の言い換え、原料
world first「世界初のこと・もの」
substance「物質」、「内容、中身、本質」
para-xylene(またはparaxylene)
「パラキシレン」というペットボトルの原料のおよそ7割を占める物質で、これまで石油由来のものでしか量産できなかったため、脱炭素化に向けた課題となってきました。
(Paraxylene, a substance that accounts for approximately 70% of the raw material used in plastic bottles, has until now been mass-produced only from petroleum, making it an issue for decarbonization.)
account for -, 「~(割合など)を構成する、占める」という表現で、…の部分に数値表現を入れて使います。この文のように、percent「パーセント」などが続くことが多いです。
account for -,「消息を把握している」という意味で、大規模な自然災害のニュースでよく使われる表現でもあります。
According to authorities, five people are still not accounted for.
「当局によると、いまだ5人が消息不明です」
wholesale「卸売業者」、これと対を成す「小売業者」なら retailerと
ここでの wholesaler「元売り」という意味で。ENEOSは日本の石油元売り大手。
rely on -, 「~に依存する、~に頼る、~しだいである」、ここでは「必要とする」というニュアンス
cooking oil「調理油、食用油」 、「サラダ油」や「てんぷら油」なども cooking oil
「植物由来の食用油」と限定する場合には、vegetable oil とすることもできます。
Q1). The new technology relies on something and other bio-based materials to produce para-xylene. What is it?
A1). The answer is “used cooking oil”

Q2). About how many bottles would be shipped annually?
年間で出荷されますか?

アスカ:
私たち全員が環境をきれいに保つ責任があるため、新しい環境に優しい素材が開発されているというニュースを聞くのはいつも嬉しいことです。 その取り組みのひとつが、最近私が注目している「エシカル」という言葉です。
トム:
「倫理」は環境の全体像にどのように適合しますか?
アスカ:私
「エシカルファッション」「エシカルな食事」などの表現に使われます。
トム:
私はこれらの用語の詳細についてはあまり詳しくありません。 「エシカルファッション」には一体何が含まれるのでしょうか?
アスカ:
「エシカルファッション」に関して言えば、倫理的な消費者は通常、オーガニックコットンやリネンなどの天然オーガニック素材で作られた服を購入します。 また、材料の産地にもこだわります。 言い換えれば、彼らはその材料が本当に「フェアトレード」のプロセスから来たものであるかどうかを気にしているのです。
トム:
つまり、「エシカルファッション」の重要な要素は「フェアトレード」ですよね?
アスカ:
それは正しい。 「エシカルな食事」とは、たとえばオーガニック食品や植物由来の肉を食べることを意味します。 ある調査によると、「倫理的」という言葉は、現在多くの検索エンジンで頻繁に検索される用語です。 これは、「エシカル」がトレンドワードであることを明確に示しています。
トム:
環境への配慮に関する流行語といえば、最近よく見かけるのが「再野生化」です。 ある自然保護団体が述べているように、それは場所に対する人間の影響を減らし、「自然が再び自分自身と私たちを大切にできるようになるまで自然を回復する」ことです。

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