ニュースで学ぶ現代英語 23/11/2(木) 将棋の藤井聡太さん 史上初の八冠


ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 23/11/2(木) 将棋の藤井聡太さん 史上初の八冠
SHOGI STAR FUJII HOLDS ALL 8 MAJOR TITLES
将棋のスター藤井さんが8つの主要なタイトル全てを持つ
Shogi star Fujii holds all 8 major titles
2023年10月12日のニュース

board game「盤面でするゲーム、ボードゲーム」
「将棋」は英語でもそのままshogiと言いますが、伝わりやすさのため Japanese board game「日本のボードゲーム」
see the emergence of -, 「~が出現するのを見る、目の当たりにする」
主語になっている shogi は、ここでは「将棋界」といったニュアンス
now 強調を表す「今や」
player「選手」ですが、ここでは shogi player「(将棋)棋士」
hold (the) title「タイトルを保持する」
at once「同時に、一度に」 =simultaneously
at once「すぐに、直ちに」という意味もありますので、文脈で判断

将棋の藤井聡太さんが、将棋界の頂点であるタイトルを全て手にする前人未到の「八冠独占」を成し遂げました。藤井さんは2016年に史上最年少となる14歳2か月でプロ入りしました。デビュー後から前人未到の29連勝を達成するなど快進撃を続け、2020年には17歳11か月の史上最年少で初タイトルを獲得。その後、二冠、三冠、四冠と、タイトルの数を増やすたびに最年少記録を更新していき、今年6月には七冠を達成していました。
(Shogi player Sota Fujii has achieved an unprecedented “eight crown monopoly” by winning all the top titles in the shogi world. Fujii became the youngest player in history to turn professional in 2016 at the age of 14 years and 2 months. Since his debut, he has continued to make rapid advances, achieving an unprecedented 29 consecutive wins, and in 2020, at 17 years and 11 months old, he became the youngest player in history to win his first title. Since then, he has won two, three, and four titles, and each time he has won more titles, he has broken the record for being the youngest to win, and in June of this year, he achieved seven titles.)

all of -, 「僅か」、just「たったの」
例えば驚くほど少ないという場合や年齢が低いという場合など、どちらも数や量の少なさを強調するときに使う表現で、ここでは同じ強調の意味を持つ all ofを重ねることでjustをさらに強調しています。通常は2つを重ねて使うことはあまりなく、all of … years や just … yearsの どちらかの形にすることが多いです。
traditional「伝統的な」
similar to -,「~に似ている」
ここでも、日本の将棋を知らない海外の人のために similar to chess「チェスに似ている」と
face off against -, 「~と対じする、~と対戦する」という表現です。ここでは、againstの前に in the Oza championship「王座(という)大会で」が挿入されている形です。
championship 、champion「優勝者」を決める競技大会で、「選手権(大会)」
 ここでは、Oza championshipで将棋のタイトル戦の1つである「王座戦」
… years one’s senior「(人)より~歳年上、~年先輩」
反対に「(人)より~歳年下」という場合なら、… years one’s junior
defending champion「(タイトルを防衛しようとしている)前回の覇者、ディフェンディングチャンピオン」
match「対局、試合」 ちなみに、「相撲の取り組み」も match
best-of-five「五番勝負の」
同じように、best-of-seven 「七番勝負の」
series「連続試合、シリーズ戦」
spend time …ing「~することに時間を費やす、~して過ごす」
ponder「じっくり考える、熟考する」で、将棋や囲碁で言うところの「長考する」
move 名詞で、一般的には「動き、手だて」という意味ですが、将棋やチェスなどでは「手」
get the upper hand「(戦い、競争、交渉などで)優勢になる、優位に立つ」
use up「使い切る、使い果たす」
allotted time「割り当てられた時間、持ち時間」
make a move 一般的には「行動を起こす、手を打つ」、この文脈では「手を指す、将棋の駒を動かす」
the tide turns against -, 「形勢が~に不利になる」
逆に「有利になる」なら、the tide turns in one’s favor
tide 本来は「潮の満ち引き」、「潮流、形勢、風潮、時勢、傾向」などの意味
日本語でも「潮の流れが変わる」と言うのと同じです。
concede「敗北を認める、負けを認めて戦いから降りる」
この文脈では「投了する」です。
concede は他動詞としても使われ、その場合は「認める」という意味合いになります。例えば、
concede defeat「敗北を認める」
concede an election「選挙で自分の負けを認める、相手の勝利を認める」

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