ニュースで学ぶ現代英語 23/10/10(火) NASA 地球に帰還のカプセルを回収


ニュースで学ぶ現代英語 23/10/10(火) NASA 地球に帰還のカプセルを回収
小惑星のサンプルを載せたNASAのカプセルが地球に帰還
Nasa capsule carrying asteroid samples returns to earth
asteroid 「小惑星」
2023年9月25日のニュース

小惑星に着地して石や砂などを採取したNASA=アメリカ航空宇宙局の探査機のカプセルが地球に帰還し、アメリカの砂漠地帯で回収されました。(A capsule from a NASA spacecraft that landed on an asteroid and collected rocks and sand returned to Earth and was recovered in an American desert.)

soil「土、土壌」カプセルに入っていた小惑星の石や砂などを指しています。
sample「試料、サンプル、標本」
asteroid「小惑星」
some 数字の前について「およそ、約」
successfully「うまく、首尾よく、成功裡に」
名詞 probe「探査、偵察、調査」、「探査機」
OSIRIS-REx 、NASAの探査機の名称です。OSIRISは、英語では「オサイリス」
release A into B「AをBに放つ」

カプセルは探査機から切り離されて大気圏に突入したあと、パラシュートを展開して地上に降下しました。なお、カプセルを切り離した探査機は現在、地球から遠ざかり、新たなミッションとして別の小惑星の探査に向かっています。
(After the capsule separated from the spacecraft and entered the atmosphere, it deployed a parachute and descended to the ground. The spacecraft that separated the capsule is currently moving away from Earth and heading for a new mission to explore another asteroid.)

disc-shaped「円盤型の、円盤の形をした」
container「容器、入れ物」、前のセンテンスに出てきたcapsuleを言い換え。
recover「回収する」 ,文脈によって、「(失ったものや捨てたものなどを)取り戻す」というニュアンスを持つことも
floor「(建物などの)床、床部」、海や谷の「底」、洞窟などの「底面部」ここでは「地面」
spacecraft「宇宙船、宇宙飛行体」、ここでは、space probe「宇宙探査機」の言い換え
journey from -「~からの旅」ちなみに「~への旅」journey to –
reach 目的地に「到達する、着く、至る」
Bennu(ベンヌ)は小惑星の名前です。

直径がおよそ500メートルで、およそ46億年前に太陽系ができたころの状態をとどめていて、水や有機物が残されていると考えられています。(It is approximately 500 meters in diameter, and is thought to remain in the same state as it was when the solar system was formed approximately 4.6 billion years ago, and is thought to contain water and organic matter.)

Q1). In 2018 what did the spacecraft reach?
Correct. The answer is “the asteroid Bennu”.

robotic「ロボットのような、ロボットを利用した 」形容詞で、robotic arm「ロボットアーム」
動詞 estimate「推定する、見積もる」 estimated「推定の、見積もりの」という形容詞
specimen ,sample 類義語、「標本、見本、試料」

Q2). How many times have asteroid samples now been brought back to Earth?

動詞 involve「参加させる、巻き込む」という意味がありますが、ここでの involved「参加して、関与した、携わって」という意味の形容詞として
mission「任務、使命、ミッション」
can hardly -, 「~することがほとんどできない、とても~できない」
例えば、She could hardly believe her eyes.
「彼女は目を疑った」
My son can hardly wait to go to the amusement park this weekend.
「息子は今週末、遊園地に行くのが待ちきれない(様子だ)」
contain、感情などを「抑える、自制する」 contain oneself「自分(の気持ちや感情)を抑える」

(Dante Lauretta / OSIRIS-REx mission leader)
“We think we’ve got a lot of sample in that science canister, and we can’t wait to crack into it. For me, the real science is just beginning.”
「私たちは考えています、私たちは持っていると、たくさんの試料を、その科学容器の中に、そして私たちは待ちきれません、それを開けるのを。私にとって、真の科学は今まさに始まっているところです。」

have got 特に話し言葉ではよく使われる表現で、「(手に入れて)持っている」
書き言葉ではhaveだけで表されることが多いです。この場合のhave gotは現在完了形の用法とは異なります。
sample 可算名詞なので、a lot ofと一緒に使われる場合は samplesと複数形にするのが文法的には正しいのですが、今回の場合は、カプセルに含まれている小惑星の石や砂をそれぞれ別のサンプルとして捉えることもできますし、1つの容器に入ったひとまとまりのサンプルとして捉えることもできます。そういう意味で、ローレッタ氏はひとまとまりの試料(sample)ではあるが、そこにはたくさんのものが含まれているということを表したかったのでしょう。
canister 、一般的には茶葉や砂糖などを入れておくような「(ふた付きの)容器」、ここではカプセルの中の密封された容器を
cannot wait to -,「~するのが待ちきれない、待ち遠しい、楽しみだ」
動詞 crack「(金庫などを)こじ開ける、破る」「ひびを入れる」「(障壁を)打破する」「(缶やびんを)開ける」
crackにはしっかり閉じられているものを開けるというニュアンスがあることから、一般的な用法ではありませんが、長い間中に入っていて見ることができなかったものをついに確認するチャンスを得るという気持ちで、ここでは容器を「開封する」ことを表すのにcrack into …を使っていると思われます。
… is just beginning「~は始まっているところだ」「ここから始まったところだ、始まったばかりだ」

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