ニュースで学ぶ現代英語 23/10/5(木) “イグ・ノーベル賞” ことしも日本人が受賞


ニュースで学ぶ現代英語 23/10/5(木) “イグ・ノーベル賞” ことしも日本人が受賞
“イグ・ノーベル賞”で、日本人受賞。微弱電気で味覚変化
Japanese win Ig Nobel for electric utensils to enhance taste
日本人が味を高めるための電気を帯びた食器で“イグ・ノーベル賞” を受賞。
2023年9月15日のニュース

動詞 award「(賞などを)授与する」
the Ig Nobel Prize, a parody of the Nobel Prize, …は、2つのカンマがカッコのように機能していると考えて「イグ・ノーベル賞(ノーベル賞のパロディー)」とすることもできますし、「ノーベル賞のパロディーであるイグ・ノーベル賞」
形容詞 electrical「電気の、電動の」で、ここではタイトルの electric の言い換えとして用いられています。
この2つの単語は同じ意味で使うこともありますが、用法が少し違う場合もあります。
electric「電気の、電気による」や「電動の」という意味で、ある特定の器具が電気で作動する場合に用いることが多いです。
例えば electric rice cooker「電気炊飯器」、electric guitar「エレキギター」、electric toothbrush「電動歯ブラシ」などです。
一方で、electricalは「電気に関する、電気を用いた」という意味で、発電したり電気で作動する器具一般を指したりするときに用いることが多いです。
例えば electrical appliances「電気製品、家電製品」、electrical equipment「電気設備」

そのため、electrical rice cooker、electrical guitar、electrical toothbrushという言い方はあまりしません。似たような形容詞には他にも、electrified「電気の流れている、電気を帯びた」、electronic「電子の、電子工学の」
chopsticksは「箸」で、通例は複数形です。
electrical chopsticks 、「電気が流れる箸、電気を帯びた箸」。
taste「味、味覚」
professor「教授」、associate professorは「准教授」、 ちなみにassistant professor「助教」
honor「栄誉を授ける、たたえる、敬う」という動詞、be honored「栄誉を受ける、たたえられる、光栄である」
形容詞としての online「オンラインの、インターネット上の」です。
対義語は、offline「オフラインの」で
ceremony「式、式典」
straight「真っすぐな、連続した、率直な」
the 17th straight year「17番目の連続の年」、「17年連続」
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は17年連続です。
win「勝つ、受賞する」、win-won-won 、wonの発音は、oneと同じです。
study「研究」、study into -「~についての研究」です。
2人はおよそ10年前、電気の刺激を舌に与えると味覚がどのように変わるかを調べようと、微弱な電気が流れる箸やストローを開発しました。これを使って味覚の変化を調べて発表し、その後、塩味が増強されたように感じられるというスプーンなどの開発にもつながったということです。
(About 10 years ago, the two developed chopsticks and straws that conduct a weak electric current in order to investigate how the taste changes when electrical stimulation is applied to the tongue. They used this to investigate and present changes in taste, which subsequently led to the development of spoons that seem to have an enhanced salty taste.)

experiment「実験」
動詞のlead「先導する、導く」、lead-led-led
lead to -「~につながる、~に至る」
tableware「(食卓用の)食器類」で、ナイフ、フォーク、スプーン、皿などを集合的に
illusion「錯覚、幻想、見間違い」、味覚の錯覚
saltyは「塩を含んだ、塩辛い」
taste saltyと言えば「塩辛い味がする」
saltier「より塩味がする」
stimulus「刺激」、ちなみに、複数形は stimuli

私たちが食べ物の味を感じるのは、舌にある細胞が甘みや塩辛さなどを感知するセンサーとして働き、脳に刺激を伝えているためです。舌に直接電気を流しても味を感じることができ、これは「電気味覚」として以前から知られていましたが、2人はこれを応用して実験を行いました。
(We sense the taste of food because the cells in our tongue act as sensors that detect sweetness, saltiness, etc., and send impulses to the brain. Taste can be sensed even when electricity is passed directly to the tongue, and this has long been known as “electric taste,” and the two researchers conducted an experiment using this technique.)

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